肥満手術患者の喫煙率、手術に向け減るも術後再び増加

Roux-en-Y法による胃バイパス術施行患者1770例を対象に、術前・術後の喫煙行動と術後の喫煙の危険因子を7年間の前向きコホート研究で検討。対象が術後毎年1回、喫煙習慣を自己申告した。 45.2％が術前の喫煙歴を報告した。術前の1年間で13.7％だった喫煙率が手術時には2.2％に低下したが、術後1年時に9.6％へと再び増加し、術後7年時の14.0％まで増加し続けた。術後7年時の喫煙率は、術前1年間喫煙者群61.7％、喫煙歴あり＋術前1年間超の禁煙者群12.3％、喫煙歴なし群3.8％だった。最近の喫煙歴、若年、2万5000ドル未満の世帯所得、既婚または事実婚、違法薬物使用が術後の喫煙リスク増加と独立した関連が見られた。 ...