抗凝固薬使用でNVAF関連脳卒中の再発リスク増加

韓国および日本の脳卒中患者レジストリから非弁膜症性心房細動（NVAF）関連の急性虚血性脳卒中または一過性虚血性発作患者5645例を対象に、抗凝固療法歴の有無による脳卒中再発リスクを検討した。抗凝固療法歴保有率は20.0％だった。 その結果、4617人年の追跡での虚血性脳卒中の累積再発率は抗凝固療法歴あり群5.3％、なし群2.9％で、多変量コックス共用異質性モデルで解析したところ、虚血性脳卒中再発リスクは抗凝固療法歴あり群でなし群に比べ高かった（ハザード比1.50、95％CI 1.02-2.21）。出血性脳卒中および死亡のリスクに有意差は見られなかった。 ...