認知症患者9230例およびマッチさせた対照2万4624例を対象に、認知症診断から施設収容までの期間、死亡までの期間および関連因子を検討した。 認知症患者群の認知症診断から施設収容までの期間は3.9年(中央値)、死亡までの期間は5.0年(中央値)で、対照群よりも大幅に短かった。施設収容から死亡までの期間は患者群2.5年、対照群1.2年と患者群の方が長かった。認知症患者の施設収容および死亡までの期間短縮の最も強い予測因子に、高齢および在宅医療があった。このほか、性別、同居者の有無、移住の有無、フレイル、多剤併用、認知症薬使用も有意な関連因子だった。 ...
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