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50歳以下の心筋梗塞は2型で死亡率増

2020年4月1日  Journal of the American College of Cardiology

心筋障害を伴う1型または2型心筋梗塞(MI)がある50歳以下の成人患者3829例を対象に、長期死亡率を比較。55%が1型、32%が2型、13%に心筋障害があった。 追跡期間中央値10.2年の結果、死亡率は心筋障害群が45.6%と最も高く、次いで2型MI群34.2%、1型MI群12%だった(P<0.001)。調整後モデルでは、2型MIは1型MIよりも全死亡率(ハザード比1.8、95%CI 1.2-2.7、P=0.004)および心血管死亡率(同2.7、1.4-5.1、P=0.003)が高かった。2型MIまたは心筋障害患者は1型MIに比べ若年で心血管危険因子保有数も少なかったが、併存する非心血管疾患数が多く、退院時の心血管薬処方率が有意に低かった。 ...