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膵がんの精密医療でOSが有意に改善

2020年4月2日  The Lancet Oncology

Know Your Tumorプログラムに登録された膵がん患者を対象に、治療可能な遺伝子変異に合った治療実施による全生存期間(OS)改善効果を後ろ向き解析で検討。解析対象とした677例のうち、189例に治療可能な遺伝子変異があった。 その結果、保有する遺伝子変異に合う治療薬を投与した46例は遺伝子変異に合わない治療薬を投与した143例よりもOS中央値が有意に長く(2.58年 vs. 1.51年、ハザード比0.42、95%CI 0.26-0.68、P=0.0004)。さらに、遺伝子変異に合う治療薬を投与した46例は、治療可能な遺伝子変異のない488例よりもOSが有意に長かった[2.58年 vs. 1.32年、同0.34(0.22-0.53)、P<0.0001]。 ...