1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. アルコール依存症の離脱症状にガバペンチンが有効

アルコール依存症の離脱症状にガバペンチンが有効

2020年4月3日  JAMA Internal Medicine

アルコール離脱症状を伴う未治療のアルコール使用障害(AUD)患者90例を対象に、ガバペンチンの効果を無作為化臨床試験で検討した。 その結果、研究期間中に大量飲酒日がなかった患者の割合はガバペンチン群27%、プラセボ群9%(差18.6%、95%CI 3.1-34.1、P=0.02)、断酒率は18%、4%(同13.8%、1.0-26.7、P=0.04)となり、治療必要数(NNT)は5.4、6.2だった。治療前の離脱症状が強かった患者では、ガバペンチン群でプラセボ群に比べ大量飲酒(P<0.02、NNT 3.1)および断酒(P=0.003、同2.7)に対する効果が認められたが、離脱症状が軽度の場合は有意差がなかった。 ...