糖尿病がない発症後4-12週の急性冠動脈症候群患者1万645例を対象に、コレステリルエステル転送蛋白(CETP)阻害薬dalcetrapibの糖尿病発症予防効果を検討した(dual-OUTCOMES試験)。 その結果、追跡期間中央値30カ月の糖尿病発症率はdalcetrapib群7.6%、プラセボ群9.7%で、絶対リスク低下度は2.1%、ハザード比は0.77(95%CI 0.68-0.88、P<0.001)だった。糖尿病発症1例回避当たりの治療必要数(NNT)は3年間で40例で、ベースラインで糖尿病前症だった患者では25例だった。 ...
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