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長期坐骨神経痛、手術で疼痛緩和

2020年4月4日  New England Journal of Medicine

腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛が4-12カ月間持続する患者128例を対象に、顕微鏡下ヘルニア摘出術と標準的な保存的治療を単一施設無作為化試験で比較。登録後6カ月時の視覚的アナログ尺度(0-10の範囲で、高スコアほど疼痛の重症度が高いことを示す)に基づく下肢痛の強度を主要評価項目とした。 その結果、ベースラインの下肢痛強度の平均スコアは手術群7.7、保存的治療群8.0で、6カ月時のスコアは手術群2.8、保存的治療群5.2だった(調整後の平均差2.4、95%CI 1.4-3.4、P<0.001)。9例に手術関連の有害事象が発生し、1例が椎間板ヘルニア再発のため再手術を受けた。 ...