フランスの睡眠時無呼吸レジストリOSFPに登録された閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者6万9564例を対象に、利尿薬による治療効果が期待できる患者の特性を傾向スコアマッチコホート研究で検討した。無呼吸低呼吸指数(AHI)中央値は28回/時間、利尿薬使用率は14.1%だった。 その結果、利尿薬によって過体重・中等度肥満患者(P=0.03)および高血圧患者(P<0.01)のOSA重症度が低下し、特にBMIが25-35の高血圧患者(P<0.01)で効果が顕著だった。自己報告で身体活動度が低い患者または心不全患者では利尿薬によるOSA重症度に対する有意な効果が示されなかった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。