医用画像のAI研究、無作為化試験や前向き試験少ない

医用画像の深層学習アルゴリズムと専門医の診断精度を比較した研究の実施状況および質を無作為化および非無作為化試験の系統的レビューで検討した。 その結果、2010-19年に登録された無作為化臨床試験は10件のみで、そのうち既発表の2件は盲検化の欠如を除きバイアスリスクが低く、報告基準順守度も高かった。非無作為化臨床試験は81件を特定したが、そのうち前向きデザインは9件、実際の臨床設定での実施は6件のみ確認され、比較した専門医数の中央値はわずか4人（四分位範囲2-9）だった。58件はバイアスリスクが高く、ほとんどでデータセットおよびコードにアクセスできず（アクセス不能発生率95％、93％）、報告基準TRIPODの29項目中12項目で順守率が50％未満だった。 ...