米若年者の食事の質、半数以上が不良

1999-2016年の米国国民健康栄養調査（NHANES）に参加した2-19歳の男女3万1420人を対象に、若年者の食事の質に見られる傾向を連続横断調査で検証した。 その結果、米国心臓学会（AHA）の2020食生活スコアの主要食事スコア（果物・野菜、全粒粉など）は1999年の14.8（95％CI 14.1-15.4）から2016年には18.8（同18.1-19.6）に（改善率27.0％）、二次食事スコア（ナッツ類、加工肉など）は29.2（同28.1-30.4）から33.0（同32.0-33.9）に（改善率13.0％）、健康的摂食指標（HEI）2015スコアは44.6（同43.5-45.8）から49.6（同48.5-50.8）に（改善率11.2％）有意に増加した（いずれも傾向のP＜0.001）。AHA食生活スコアに基づく食生活不良発生率は2-5歳群39.8％（同35.1％-44.5％、重み付けなしの標本数666人）、6-11歳群52.5％（同46.4％-58.5％、1040人）、12-19歳群66.6％（同61.4％-71.4％、1195人）となり、親の学歴、世帯収入、世帯の食糧安全保...