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3大栄養素の摂取量と死亡率に関連はあるか

2020年4月7日  British Medical Journal

食事に関する自己記入式質問票(Oxford webQ)に回答した英国バイオバンクの参加者19万5658人を対象に、3大栄養素の摂取量と全死亡および心血管疾患の関連を前向きコホート研究で検討した。 3大栄養素の摂取量と全死亡および心血管疾患の関連の多くが非線形だった。炭水化物摂取量が死亡と非線形の関連を示し、総エネルギー摂取量に占める炭水化物摂取量の割合が20-50%では関連がなかったが、50-70%では正の関連があった(総エネルギー摂取量の60-70% vs. 50%で1000人年当たり死亡3.14 vs. 2.75、平均ハザード比1.14、95%CI 1.03-1.28)。同様のパターンが糖質でも観察されたが、デンプンおよび食物繊維では観察されなかった。一価不飽和脂肪の高摂取量(エネルギー摂取量の20-25% vs. 5%で1000人年当たり死亡2.94 vs. 3.50、平均ハザード比0.58、95%CI 0.51-0.66)、多価不飽和脂肪の低摂取量(同5-7% vs. 12%で2.66 vs. 3.04、0.78、0.75-0.81)および飽和脂肪の低摂取量(同5-10% v...