小児に対する診察室での鼓膜換気チューブ留置の成功率
2020年4月8日
The Laryngoscope
生後6カ月ないし12歳の小児を対象に、診察室でのイオントフォレーゼ鼓膜麻酔(リドカインとエピネフリン)および鼓膜切開・チューブ挿入システム(automated myringotomy and tube delivery system)を用いた鼓膜換気チューブ留置術の手技成功率、忍容性、安全性を前向きコホート研究で検討。対象者を手術室(68例)、診察室(47例)、ピボタル(222例)の3コホートに登録した。 ピボタルコホートでの結果、チューブ留置成功率は5歳未満85.8%(120例中103例)、5-12歳89.2%(102例中91例)だった。疼痛の程度を顔の表情で評価するFaces Pain Scale-Revised[スコア0(疼痛なし)から10(非常に痛い)]の平均スコアはチューブ留置3.30(標準偏差3.39)、手技後5分1.69(同2.43)だった。重篤な有害事象はなかった。 ...
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