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甲状腺手術に用いる神経刺激装置4種を比較

2020年4月10日  The Laryngoscope

甲状腺手術施術患者11例を対象に、術中神経監視で使用する刺激装置の特性を前向きクロスオーバー研究で比較。単極プローブ2種(Prass標準プローブもしくはボールチッププローブ)、双極プローブ、手術器具の計4種で誘発した電気生理学的筋電図(EMG)反応の特性を評価した。 神経が筋膜で覆われていない場合、Prass標準プローブでは潜伏時間が短くなった(P=0.04)。双極プローブ、手術器具、およびボールチッププローブでは、筋膜の有無で潜伏時間は変わらなかった。筋膜に覆われていない神経で、平均閾値が最も低かったのはPrass標準プローブ(0.40mA)、最も高かったのは手術器具(0.89mA)だった。1mAでの平均脱分極率は、単極および双極プローブで100%、手術器具で81%だった。 ...