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がん関連血栓症、アピキサバンが非劣性示す

2020年4月10日  New England Journal of Medicine

近位深部静脈血栓症または肺塞栓症を有するがん患者を対象に、6カ月間のアピキサバン経口投与の効果を多施設共同無作為化医師主導非盲検非劣性試験でダルテパリン皮下投与と比較検討した。主要評価項目は試験期間中の静脈血栓塞栓症の再発とし、主要安全性評価項目は大出血とした。 その結果、静脈血栓塞栓症の再発率はアピキサバン群576例中32例(5.6%)、ダルテパリン群579例中46例(7.9%)だった(ハザード比0.63、95%CI 0.37-1.07、非劣性のP<0.001)。大出血の発生率は22例(3.8%)、23例(4.0%)だった(同0.82、0.40-1.69、P=0.60)。 ...