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リラグルチド、心不全既往なくても心血管イベント抑制

2020年4月11日  Journal of the American College of Cardiology

2型糖尿病(DM)患者9340例を対象に、リラグルチドの心血管イベント抑制効果への心不全既往の影響を多国間二重盲検無作為化試験(LEADER試験)の事後解析で検討。リラグルチド+標準治療群またはプラセボ+標準治療群に患者を1:1の割合で割り付けて、3.5-5年追跡した。 試験開始時、対象患者の18%にニューヨーク心臓協会(NYHA)心機能分類I-IIIの心不全既往があった。プラセボと比較したリラグルチドの主要有害心血管イベント(心血管死、心筋梗塞、脳卒中)抑制効果は、心不全既往のある患者(ハザード比0.81、95%CI 0.65-1.02)と心不全既往のない患者(同0.88、0.78-1.00)でほぼ同じだった(交互作用のP=0.53)。 ...