骨密度が関節置換リスクと関連、OA進行に関与か

平均年齢63歳の参加者1095例を対象に、軟骨下および全身の骨密度と変形性関節症（OA）による人工関節置換リスクとの関連を検討した。 観察期間12.2年間で、79例（7.2％）が人工膝関節置換術、56例（5.1％）が人工股関節置換術を受けた。右膝では、内側脛骨の軟骨下骨密度に人工膝関節置換リスク上昇が見られた（骨密度1標準偏差上昇当たりの部分分布ハザード比1.95、95％CI 1.57-2.43）。全身骨密度に人工膝関節置換リスクとの関連は見られなかったが、腰椎（同1.42、1.07-1.88）および全身（同1.29、1.00-1.66）の骨密度上昇が両側の人工股関節置換リスク上昇と関連を示した。 ...