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糖尿病性黄斑浮腫、初回治療2年のBCVA年時変化

2020年4月13日  専門誌ピックアップ

日本国内の網膜専門病院27施設で治療した未治療糖尿病性黄斑浮腫(DMO)2049眼を対象に、最良矯正視力(BCVA)の年次変化を診療記録の後ろ向き解析で検討(STREAT-DMO試験)。2010年から2015年の間に治療を開始し、2年間追跡した。 ベースラインのBCVAに年次変化は見られなかったが、2年間のBCVA改善度には上昇が見られ、最新のの期間で+6.5文字に達した。BCVAが15文字超を達成した眼の割合は治療開始年でほとんど差はなかったが、15文字超低下した眼の割合は年ごとに低下した。抗血管内皮細胞増殖因子療法実施割合は著しく増加したが、その他の治療の実施割合は徐々に低下した。BCVAが20/40超を維持した眼の割合は増加し、直近の期間で59.0%に達した。 ...