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直腸ESD、術後狭窄の危険因子に肛門管に及ぶ切除

2020年4月13日  Surgical Endoscopy

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で75%以上の直腸粘膜環状切除を要した102例の病変を対象に、肛門管に及ぶ切除が術後狭窄に影響するかを後ろ向きに検討した。 ESD後の狭窄は18例(17.6%)に認められた。多変量解析で、環状切除90%以上および肛門管に及ぶESDは術後狭窄の危険因子だった(P≦0.0001、0.0115)。狭窄を来した患者の閉塞症状は、直腸狭窄(27.2%)と比べ肛門狭窄(100%)と有意に関連した(P=0.0041)。必要とした拡張療法数は直腸狭窄患者と比べて肛門狭窄患者で有意に多かった(6.5回 vs. 2.7回、P=0.0263)。...