血行再建後PADにリバーロキサバン併用が有益

下肢血行再建術施行後の末梢動脈疾患（PAD）患者6564例を対象に、アスピリン併用下でのリバーロキサバンの効果および安全性を二重盲検試験で検討した（VOYAGER PAD試験）。 その結果、3年時の有効性主要複合評価項目（急性下肢虚血、血管原因での大切断術、心筋梗塞、虚血性脳卒中または心血管死）発生率のカプランマイヤー推定値はリバーロキサバン群17.3％、プラセボ群19.9％だった（ハザード比0.85、95％CI 0.76-0.96、P＝0.009）。大出血発生率は、TIMI分類でリバーロキサバン群2.65％、プラセボ群1.87％（同1.43、0.97-2.10、P＝0.07）、ISTH基準で5.94％、4.06％だった（同1.42、1.10-1.84、P＝0.007）。 ...