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高リスク心不全にvericiguatで心血管死減

2020年4月14日  New England Journal of Medicine

駆出率45%未満でNYHA分類II-IVの慢性心不全患者5050例を対象に、標準薬物療法に上乗せした経口可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激薬vericiguatの効果を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討した(VICTORIA試験)。 その結果、中央値10.8カ月時の主要複合評価項目(心血管死または心不全での初回入院)発生率はvericiguat群35.5%、プラセボ群38.5%だった(ハザード比0.90、95%CI 0.82-0.98、P=0.02)。全死亡または心不全による入院の複合評価項目発生率は37.9%、40.9%だった(同0.90、0.83-0.98、P=0.02)。症候性低血圧発生率は9.1%、7.9%(P=0.12)、失神発生率は4.0%、3.5%だった(P=0.30)。 ...