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喘息児童、教室内NO2曝露の影響が肥満で増大

2020年4月14日  専門誌ピックアップ

米国・ボストンの学校37校に通う喘息小児(4-13歳)271人を対象に、教室内での二酸化窒素(NO2)への曝露と喘息症状の関連をBMI分類別に検討。参加児童の50%が適正体重(BMI 5-84パーセンタイル)、15%が過体重(同85-94パーセンタイル)、35%が肥満(同95パーセンタイル以上)だった。 その結果、NO2濃度10ppb増加ごとに、肥満小児の喘息発作発症日のオッズ(オッズ比1.86、95%CI 1.15-3.02)と喘息のために介護者が予定を変更した日数(同4.24、2.33-7.70)が有意に増加したのに対し、適正体重の小児ではNO2曝露量が発症日(オッズ比0.90、95%CI 0.57-1.42、ペアワイズ分析の相互作用P=0.03)および介護者の予定変更(同1.37、0.67-2.82、P=0.02)と関連が見られず、肥満と適正体重で有意差が見られた。 ...