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中国のCOVID-19、流行第2波で再び感染急増の恐れ

2020年4月13日  Lancet

武漢市外の中国本土で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行について、流行第1波の伝播率を評価。北京市、上海市、深セン市、温州市およびCOVID-19確定例が最も多く確認された10省の実効再生産数(Rt)、北京市、上海市、深セン市、温州市および全31省の確定例致命率(cCFR)を推算。流行第2波を予測した上で、SEIR[S(感受性者数)-E(曝露者数)-I(感染者数)-R(回復者数)]モデルで流行第1波後の封じ込め措置緩和の影響を推定した。 大規模な公衆衛生的封じ込め措置を導入した後、Rtは1月23日から大幅に低下し、1を下回っている。武漢市外のcCFRは0.98%で、武漢市(5.91%)の5分の1未満だった。流行規模が小さい時点で封じ込め措置を緩和(Rtが1以上に上昇)すると、積極的な介入策で疾患の蔓延をベースラインの水準まで押し戻すことができたとしても、緩和期間に応じて累積感染者数が急激に増加することが予測された。 ...