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早期パーキンソン病へのisradipine、進行抑制できず

2020年4月15日  Annals of Internal Medicine

ドパミン作動薬不使用の早期パーキンソン病(PD)患者336例を対象に、即放性のジヒドロピリジン系カルシウムチャンネル阻害薬isradipineの臨床的PD進行抑制効果を多施設無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討した。 その結果、オン現象で評価したパーキンソン病統一尺度(UPDRS)パートI-IIIスコアの36カ月時でのベースラインからの調整後最小二乗平均変化量はisradipine群2.99(95%CI、0.95-5.03)、プラセボ群3.26(同1.25-5.26)で、治療効果は-0.27(同-3.02-2.48、P=0.85)ポイントだった。運動合併症発生までの期間、非運動障害の変化、生活の質などの副次的評価項目でもisradipineの効果は示されなかった。isradipine群で最も頻度の高かった有害事象は浮腫およびめまいだった。 ...