うつ病の心理療法、小児と青年は成人より効果量小さい
2020年4月15日
JAMA Psychiatry
うつ病に対する心理療法の効果を年齢層別に比較すべく、無作為化試験366件(患者3万6702例)の系統的レビューとメタ解析を実施した。 その結果、全年齢層で心理療法を対照と比較した効果量(Hedgesのg)は0.75で、高い不均一性が見られた(I2=80%)。抑うつ症状への平均効果量は、中年成人(24歳以上55歳未満:g=0.77)に比べて、小児(13歳以下:g=0.35)および青年(13歳以上18歳未満:g=0.55)で有意に小さく、若年成人(18歳以上24歳未満:g=0.98)で有意に大きかった。高齢者(55歳以上75歳未満:g=0.66)と超高齢者(75歳以上:g=0.97)で有意差は見られなかった。 ...
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