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再発・難治性MMに新規抗CD38抗体が有望

2020年4月15日  専門誌ピックアップ

再発または難治性多発性骨髄腫患者を対象に、抗CD38モノクローナル抗体MOR202の安全性および活性を第I-IIa相試験で検討。35例をMOR202単剤療法、56例をMOR202併用療法(デキサメタゾン併用18例、デキサメタゾン+ポマリドミド併用21例、デキサメタゾン+レナリドミド併用17例)に割り付け、主要評価項目を安全性、最大耐用量、免疫原性とした。 投与時反応は単剤療法14例(40%)、併用療法4例(7%)で発生した。最大耐用量には到達せず、MOR202を16mg/kgまでの用量で30分間点滴静注とデキサメタゾン(40mg)併用、デキサメタゾン+レナリドミド(25mg)併用、デキサメタゾン+ポマリドミド(4mg)併用が推奨レジメンとなった。グレード3以上の主な有害事象はリンパ球減少、好中球減少、白血球減少だった。抗MOR202抗体が検出された患者はいなかった。 ...