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安定虚血性心疾患に侵襲的治療で狭心症症状改善

2020年4月16日  New England Journal of Medicine

中等度ないし重度の虚血を認める安定虚血性心疾患患者を対象に、血管造影評価後の血行再建術+薬物療法(侵襲的治療2295例)と薬物療法単独(保存的治療2322例)を比較(ISCHEMIA試験)。シアトル狭心症質問票サマリースコア(範囲0-100、高スコアほど健康状態良好)を用いて、狭心症関連の症状、機能およびQOLを評価した。 その結果、シアトル狭心症質問票サマリースコアは両群とも上昇した。3、12、36カ月時のスコアは、保存的治療戦略よりも侵襲的治療戦略群の方が4.1点、4.2点、2.9点高かった。ベースラインの狭心症の頻度が高いほどスコアの群間差が大きかった(狭心症が毎日または毎週発生した患者 vs. 発生なしの患者でスコアの群間差は、3カ月時8.5 vs. 0.1、36カ月時5.3 vs. 1.2)。 ...