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オピオイド使用障害者の作動薬治療継続で死亡大幅減

2020年4月16日  British Medical Journal

カナダ・ブリティッシュコロンビア州で1996-2018年にオピオイド作動薬治療(OAT)を受けたオピオイド使用障害患者5万5347例を対象に、治療継続中(on OAT)と治療中止後(off OAT)の死亡リスクを集団ベースの後ろ向きコホート研究で比較した。 その結果、追跡期間中に7030例(12.7%)が死亡した。一般集団と比較した全死因の標準化死亡比は、off OAT(9.7、95%CI 9.5-10.0)に比べてon OAT(4.6、4.4-4.8)で大幅に低下した。違法に製造されたフェンタニルの普及に伴い、on OATに対するoff OATの死亡の相対リスクは、フェンタニル導入前の2.1(95%CI 1.8-2.4)から本試験終了時の3.4(2.8-4.3)へ増加した(相対リスク65%増加)。 ...