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僧帽弁心内膜炎の術中血液吸着で敗血症減

2020年4月17日  専門誌ピックアップ

自己僧帽弁感染性心内膜炎患者58例を対象に、心臓手術中の血液吸着療法の臨床効果を評価した。 術後敗血症は血液吸着療法群で5例、対照の血液吸着なし群で11例に発症した(P=0.05)。敗血症関連死は血液吸着療法群では見みられなかったが、血液吸着なし群では5例の敗血症患者が死亡した(P=0.02)。30日死亡率は血液吸着療法群10%、血液吸着なし群18%だった(P=0.39)。集中治療室入室時、エピネフリンおよびノルエピネフリンの累積必要量は0.15μg/kgBW/min、0.24μg/kgBW/min(P=0.01)、全身性血管抵抗中央値は1413 dyn·s·cm--5 -5、1010dyn·s·cm --5-5(P=0.02)だった。...