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COVID-19高リスク者に意識の低さ、米の調査結果

2020年4月19日  Annals of Internal Medicine

米シカゴ都市圏で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)高リスク者に対する意識調査を実施。プライマリケア7施設で進行中の臨床試験3件とコホート研究1件に参加している1つ以上の慢性疾患がある成人に、電話によるアンケート調査を実施し、630人が回答した。 回答者の平均年齢は62.1(23-88)歳で、37.3%が60歳未満、35.7%が60-69歳、27.0%が70歳以上だった。新型コロナウイルスへの感染を「非常に心配」していたのは、回答者の24.6%だった。24.6%が自分は「ウイルスに感染しそうにない」と考えており、21.9%が自分の日常生活にCOVID-19はほとんどまたは全く影響を及ぼしていないと回答した。また、約3分の1が、症状(28.3%)や感染予防法(30.2%)を正しく説明できなかったほか、回答者の10人に1人は連邦政府が国内の流行拡大を防ぐと強く信じていた。 多変量解析で、黒人、貧困層、健康リテラシーが低い回答者はCOVID-19に対する懸念度が低く、自分が感染する可能性があると考えておらず、流行拡大への備えができていないことが分かった。健康リテラシーが低い参加者...