1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. COVID-19小児例の6割が入院 マドリード

COVID-19小児例の6割が入院 マドリード

2020年4月19日  JAMA Pediatrics

スペイン・マドリード州の二次および三次医療機関30施設で、2020年3月2日から16日の間に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のRT-PCR検査を実施した小児患者365例を対象に、検査陽性率や疾患の重症度を調査した。JAMA Pediatrics誌2020年4月8日号電子版Research Letterでの報告。 マドリード州では、2月27日に初の感染例が確認された。流行初期には感染者との濃厚接触があった小児をRT-PCR検査の対象としたが、マドリードがハイレベル感染地域と宣言された3月9日以降は、公衆衛生当局の勧告に従い、検査対象を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の徴候や症状がある入院患児または基礎疾患による合併症リスクが高い患児に限定した。 検査開始から1週間以内に小児103例中6例(5.8%)、検査期間終了までに365例中41例(11.2%)の陽性が判明した。3月16日までマドリード州で確認された全陽性者(4695例)に占める小児(18歳未満)の割合は0.8%(41例)だった。PCR検査を実施した小児の年齢中央値は3歳(IQR 0.9-6歳、範囲0-15歳)...