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緑内障手術時MMC送達法2種の転帰同等

2020年4月20日  専門誌ピックアップ

マイトマイシンC(MMC)併用線維柱帯切除術を施行した原発性または続発性緑内障眼316眼を対象に、MMC送達法としてのテノン内注射とスポンジ塗布の術後転帰を後ろ向きに比較した。 その結果、術後の平均眼圧に有意差は見られなかったが、24カ月時の眼圧のベースラインからの変化量はスポンジ群で注射群に比べ小さかった(P=0.038)。スポンジ群で晩期合併症としての緊満、血管新生または被包化を伴う濾過胞の発生率が有意に高かった(P=0.046)。術後の眼圧コントロール有効期間に有意差は見られなかったが、高齢および輪部基底結膜切開が有効期間の有意な延長と関連した。 ...