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限局型SCLCの楔状切除、肺葉切除より生存転帰不良

2020年4月20日  専門誌ピックアップ

National Cancer Databaseに登録された2004-15年に根治的手術施行の限局型小細胞肺がん(SCLC)患者1948例を対象に、切除範囲による転帰を比較した。 その結果、主要評価項目に規定した5年未調整全生存率(OS)は楔状切除術群31%、区域切除術群35%、肺葉切除術群45%だった。多変量コックスモデルでの解析で、楔状切除のOSは肺葉切除群より不良(ハザード比1.53、95%CI 1.31-1.79)、区域切除群と肺葉切除群のOSは同等だった(同1.20、0.87-1.67)。肺葉切除と比べると、楔状切除群は切除断端陽性(R0超)オッズが増加した。 ...