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セリアック病あると死亡リスク増加

2020年4月20日  Journal of the American Medical Association

スウェーデンで1969-2017年にセリアック病の診断を受けた患者4万9829例を対象に、セリアック病と死亡リスクの関連を集団ベースのコホート研究で検討。年齢、性別、県(county)、暦期間でマッチさせた一般市民24万6426例を対照とした。 その結果、中央値12.5年の追跡期間中にセリアック病患者の死亡例が6596例(13.2%)確認された。セリアック病患者は対照に比べて、全死因死亡率が高かった(1000人年当たり9.7 vs. 8.6、絶対差1000人年当たり1.2、ハザード比1.21、95%CI 1.17-1.25)。対照と比較したセリアック病患者の全死因死亡リスクの増加は、診断後最初の1年間が最も大きく(1000人年当たり6.5 vs. 15.3、ハザード比2.34、95%CI 2.14-2.55)、診断後10年を超えて持続した(同10.1 vs. 10.5、1.15、1.10-1.20)。 ...