1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 武漢のCOVID-19、公衆衛生介入は流行制御に有効

武漢のCOVID-19、公衆衛生介入は流行制御に有効

2020年4月21日  Journal of the American Medical Association

中国・湖北省武漢市の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行について、公衆衛生的介入が集団発生制御にもたらす効果を2019年12月9日から2020年3月8日に報告された検査確定3万2583例のコホート研究で検討。 主要なイベントや介入策導入を基に対象期間を5つの期間に分類し[▽第1期=12月8日-1月9日(介入なし)、▽第2期:1月10日-22日(春節の大規模民族移動)、▽第3期:1月23日-2月1日(防疫線、交通規制、自宅隔離)、▽第4期:2月2日-16日(集中隔離治療)、▽第5期:2月17日-3月8日(全数症状調査)]、COVID-19検査確定率(症例数/日/100万人あたり)を年齢、性別、地域別に算出した。 1日当たりの確定症例率は第3期にピークに達し、その後は、地域、性別、小児と青年を除く全年齢層にわたって低下した。地域医療従事者の1日当たり確定症例数(130.5例/100万人)は、いずれの期間でも一般集団(41.5例/100万人)より高かった。重症・重篤率は全対象期間で53.1%から10.3%に減少した。重症度リスクは年齢とともに増加し、20-39歳(重症・重篤率1...