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緑内障の視覚関連障害特定にVRシミュレーションが有用

2020年4月22日  JAMA Ophthalmology

緑内障患者98例と健常者50例を対象に、バーチャルリアリティ(VR)シミュレーションの視覚関連障害検出能を横断研究で検討。スーパーでの買い物、昼間・夜間の階段および市街地のナビゲーションのVRシミュレーションを実施した。 その結果、緑内障患者は健常者に比べて、買い物で15.2秒(34.1%)、夜間の階段で72.8秒(33.8%)、夜間の市街地で38.1秒(30.8%)多くの時間を要した。昼間の階段(緑内障患者203.7秒 vs. 健常者192.9秒、P=0.52)および市街地(118.7秒 vs. 117.0秒、P=0.85)で要した時間に有意差はなかった。緑内障患者58例(59.1%)にシミュレーションのタスクで視覚関連障害が見られ、昼間(市街地8.0%、階段19.8%)より夜間(市街地30.7%、階段30.0%)の障害の割合が高かった。 ...