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妊娠高血圧腎症が正期産児の神経発達に悪影響

2020年4月24日  JAMA Psychiatry

ノルウェーで1991-2009年に正期産(平均在胎期間39.8±1.4週)で出生した小児98万560人を対象に、母親の妊娠高血圧腎症と産児の有害な神経発達転帰との関連を集団ベースの前向きコホート研究で検討。2万8068人(2.9%)が妊娠高血圧腎症に曝露していた。 平均14.0(標準偏差5.6)年の追跡で、妊娠高血圧腎症に曝露した児は注意欠陥・多動性障害(調整オッズ比1.18、95%CI 1.05-1.33)、自閉症スペクトラム障害(同1.29、1.08-1.54)、てんかん(同1.50、1.16-1.93)、知的障害(同1.50、1.13-1.97)のリスクが高かった。妊娠高血圧腎症への曝露と脳性麻痺の間にも明らかな関連が認められた(同1.30、0.94-1.80)。 ...