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子宮筋腫核出術、トラネキサム酸で失血減らず

2020年4月26日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

術中出血リスクの高い子宮筋腫核出術を施行した女性患者60例を対象に、外科的切開20分前のトラネキサム酸15mg/kg単回静脈内ボーラス投与の周術期出血抑制効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。術式は32例(53%)が腹腔鏡手術、24例(40%)がロボット支援手術、4例(7%)が開腹手術だった。 その結果、推定失血量中央値はトラネキサム酸群200mL、プラセボ(生理食塩水)群240mL(P=0.88)で、手術時間中央値(165分 vs. 164分、P=0.64)または手術前後のヘモグロビン値の変化量(1.00g/dL vs. 1.1g/dL、P=0.64)に群間差はなかった。輸血を要した患者はトラネキサム酸群0例、プラセボ群4例(13.3%)だった(P=0.11)。 ...