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医療者のCOVID-19、基準症状追加で検出率改善

2020年4月28日  Journal of the American Medical Association

米ワシントン州キング郡で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した医療従事者48例を対象に、電話による調査を実施。患者背景、慢性疾患の有無、患者の診療・看護の種別、職業、勤務場所、病歴、症状が出た後に勤務した日数などを聞いた。JAMA誌2020年4月17日付電子版Research Letterでの報告。 年齢中央値は48(22-79)歳、37例(77.1%)が女性だった。37例(77.1%)が直接患者を診療・看護に当たっており、残りは事務職員、清掃員、設備管理員だった。23例(47.9%)に慢性疾患があった。勤務先は、長期療養施設[24例(50%)]、外来診療所[13例(27.1%)]、急性期病院[6例(12.5%)]などの医療機関22施設だった。3例が、同時に2施設以上に勤務していた。 最も多かった初期症状は、咳嗽[24例(50.0%)]、発熱[20例(41.7%)]、筋肉痛[17例(35.4%)]だった。8例(16.7%)には発熱、咳嗽、息切れ、咽頭痛がなく、このグループに最も多く見られた初期症状は悪寒、筋肉痛、鼻炎および倦怠感だった。このうち1例は鼻炎と頭痛のみを...