職場の心理社会的ストレスで精神疾患による欠勤リスク増

成人労働者の職場の心理社会的ストレス因子と客観的基準で診断した精神疾患による欠勤との関連を検討するため、前向き研究13件（対象13万56人）の系統的レビューとメタ解析を実施した。 その結果、低報酬に曝露した労働者は曝露していない労働者に比べて、精神疾患による欠勤のリスクが高かった（プールしたリスク比1.76、95％CI 1.49-2.08）。努力と報酬の不均衡（同1.66、1.37-2.00）、仕事の過度な負担（同1.47、1.24-1.74）、仕事のコントロール度が低い状況（同1.25、1.02-1.53）、心理的要求が高い状況（同1.23、1.04-1.45）への曝露も精神疾患による欠勤リスク増加と関連した。 ...