1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 80歳以上の早期HR陽性乳がん、手術省略でOS低下

80歳以上の早期HR陽性乳がん、手術省略でOS低下

2020年4月29日  専門誌ピックアップ

オランダのがん登録から選択した80歳以上のI-II期ホルモン受容体(HR)陽性乳がん患者64例を対象に、手術の省略(omission of surgery)が生存率に及ぼす影響を評価した。 その結果、手術実施率の低い施設で治療を受けた患者の相対生存率が、実施率の高い施設の患者より低かった(5年後相対生存率:90.2% vs. 92.4%、10年後相対生存率:71.6% vs. 88.2%)。手術実施率の低い施設の患者の過剰相対リスクは2.00だった(95%CI 1.17-3.40)。全生存率(OS)は手術実施率の低い施設の患者の方が低かった(5年後 OS:48.3% vs. 51.3%、10年後 OS:15.0% vs. 19.7%、調整ハザード比1.07、95%CI 1.00-1.14)。 ...