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たばこ煙曝露による肺機能低下で10代の医療利用増 米

2020年4月30日  Chest

米国国民健康栄養調査データ(2007-12年)の喫煙習慣のない10代の若者2482人を対象に、たばこ煙曝露が肺機能と医療利用に及ぼす影響を検討。たばこ煙曝露は、血清コチニン濃度と自己報告による家庭内曝露で評価した。 その結果、コチニン濃度高値(3.00-15.00ng/mL)の若者では、1秒率(FEV1%:M=97.4、SE=2.09、β=-8.99、95%CI -15.64--2.33)および%予測努力肺活量(FVC%:M=97.4、SE=2.06、β=-8.42、95%CI -14.74--2.11)は、濃度が0または最低の若者(0.05ng/mL以下)よりも有意に低く(それぞれ 0.05ng/ml未満 M=101.0、SE=0.45、M=99.9、SE=0.46)、過去1年間の医療受診は少なかったが(調整オッズ比0.57、95%CI 0.38-0.88)、夜間入院が多く(同4.82、2.58-9.00)、夜間入院回数増加のリスクが高かった(調整相対リスク4.04、95%CI 2.27-7.21)。コチニン濃度低値の若者は、濃度が0または最低の若者よりも医療受診が少なかったが(調...