TKAの脛骨セメントレス固定、安定性に懸念
2020年5月1日
The Journal of Bone & Joint Surgery
後方安定型人工膝関節全置換術(TKA)を施行した患者100例を対象に、脛骨コンポーネントのセメント固定とセメントレス固定の転帰を前向き無作為化臨床試験で検討した。 その結果、24カ月時の平均沈下量はセメントレス固定群1.22mm、セメント固定群0.06mmだった(P<0.01)。24カ月時の最大総移動距離(total point motion)の平均値は、セメントレス固定群2.04mm、セメント固定群0.48mmだった(P<0.01)。セメント固定群はセメントレス固定群に比べ、人工関節の内側、外側、前側領域の骨密度喪失度が大きかった。オックスフォード膝スコアやSF-12などの臨床スコアの改善度は両群同等だった。 ...
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