日本国内の医療機関54施設の集中治療室で、敗血症に対する従来治療(日本版「敗血症診療ガイドライン2016」に基づく治療)を受けた後、頻脈性不整脈を発症した患者151例を対象に、ランジオロールの有効性と安全性を非盲検無作為化比較試験で検討した(J-Land 3S試験)。 その結果、従来の敗血症治療+ランジオロール投与群は対照群(従来の敗血症治療のみ)に比べて、無作為化24時間後に心拍数60-94bpmを達成した患者の割合が有意に高かった[55%(75例中41例) vs. 33%(75例中25例)、群間差23.1%、95%CI 7.1-37.5、P=0.0031]。ランジオロールに関連する重篤な有害事象が77例中5例(6%)に発生した[血圧低下が3例(4%)、心停止、心拍数減少、駆出率低下が各1例(1%)]。 ...
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