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TNBC術後化学療法にカペシタビン上乗せでDFS改善

2020年5月2日  Journal of Clinical Oncology

根治的手術を施行した早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者585例を対象に、術後補助化学療法レジメンへのカペシタビン上乗せの効果および安全性を無作為化第III相試験で検討した(CBCSG010試験)。追跡期間中央値は67カ月だった。 その結果、5年無病生存率(DFS)はカペシタビン群(カペシタビンとドセタキセル併用レジメン後に+エピルビシン+シクロホスファミド)86.3%、対照群(ドセタキセル単独レジメン後にフルオロウラシル+エピルビシン+シクロホスファミド)80.4%だった(ハザード比0.66、95%CI 0.44-0.99、P=0.044)。カペシタビン群の39.1%に用量減量、8.4%にグレード3以上の手足症候群が報告された。安全性データはカペシタビンの既知のプロファイルと一致しており、両群でほぼ同じだった。 ...