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肝移植後CMV血症予防、予防投与vs.先制治療

2020年5月2日  Journal of the American Medical Association

サイトメガロウイルス(CMV)血清陽性ドナーから肝移植を受けたCMV血清陰性レシピエント205例を対象に、先制治療(早期の無症候性CMV血症への抗ウイルス薬投与開始)と抗ウイルス薬予防投与のCMV感染症予防効果を無作為化試験で比較した。 その結果、先制治療群(100日間にわたり週1回のポリメラーゼ連鎖反応検査で検出されたCMV血症に対し、1週間隔の検査で2回連続陰性になるまでバルガンシクロビル900mgの1日2回投与)は予防投与群(100日間バルガンシクロビル900mgの1日1回投与)に比べて、12カ月間のCMV感染症発生率が有意に低かった[9%(100例中9例) vs. 19%(105例中20例)、群間差10%、95%CI 0.5-19.6、P=0.04]。 ...