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緑内障の眼内ドレーン、3年後の視野機能安定

2020年5月3日  専門誌ピックアップ

眼内ドレーン留置術を施行した緑内障患者95例106眼を対象に、術後3年間の視野変化を後ろ向き症例集積研究で検討した。 その結果、眼圧は術前23.1±8.5mmHgから3年時12.7±3.1mmHgに低下した(P<0.001)。ハンフリー視野計での全眼の平均偏差(MD)、パターン標準偏差、パターン偏差確率のCIGTS試験スコアは有意に変化しなかったが、トータル偏差(TD)確率のCIGST試験スコア(CIGTS TDP)は術前10.7から3年時12.8にやや増加した(P=0.01)。領域別の評価値に悪化は見られなかった。術前および追跡時の領域別評価で、視野欠損発生率は、上半視野の方が下半視野よりも高かった。術前の緑内障治療薬の数はCIGST TDP悪化と関連が見られた。 ...