急性GVHDのルキソリチニブ
2020年5月3日
New England Journal of Medicine
ステロイド抵抗性の急性移植片対宿主病(GVHD)患者309例を対象に、経口ルキソリチニブの有効性および安全性を無作為化非盲検第III相試験で検討(REACH2試験)。現在承認されている9通りの治療法から試験担当医が選択した治療法を対照群とした。 その結果、主要評価項目の28日時の全奏効率は、ルキソリチニブ群の方が対照群よりも高かった(62% vs. 39%、オッズ比2.64、95%CI 1.65-4.22、P<0.001)。56日時での持続的奏効率は、ルキソリチニブ群の方が対照群よりも高かった(40% vs. 22%、同2.38、1.43-3.94、P<0.001)。28日時点で頻度の高い有害事象は、血小板減少症(ルキソリチニブ群33% vs. 対照群18%)、貧血(同30% vs. 28%)、サイトメガロウイルス感染(同26% vs. 21%)だった。 ...
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