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超早産児は正期産児より精神疾患リスク高い

2020年5月3日  専門誌ピックアップ

Victorian Infant Brain試験の縦断コホートに登録した超早産児125例(在胎月齢30週未満および出生体重1250g未満またはそのいずれか)と正期産児49例(在胎月齢37週以上)、およびその家族のデータを用いて、7歳と13歳時の精神疾患有病率を調査。精神健康障害の評価には、Development and Well-Being Assessment(DAWBA)を用いた。 その結果、正期産児と比べると、超早産児は13歳時点で精神疾患の基準を満たす可能性が高かった(オッズ比5.9、95%CI 1.71-20.03)。不安が両群で最も一般的な障害で(超早産児14%、正期産児4%)、注意欠陥/多動性障害は両群に最も高いリスクの差異が見られた(同5.6、0.71-43.80)。精神疾患の全体的な発生率は7-13歳の期間で安定していたが、個々の患者を見ると、診断区分から出たり入ったりを繰り返していた。 ...