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武漢の整形外科医、COVID-19感染経路と危険因子

2020年5月3日  The Journal of Bone & Joint Surgery

中国・湖北省武漢市の医療機関に勤務する整形外科医を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患状況を調査した。 アンケート調査の結果、8施設の整形外科医26人を感染者として特定した。病院ごとの感染発生率は1.5%から20.7%とばらつきが見られた。発症が2020年1月13日から2月5日に見られ、ピークは一般市民の間で大流行が発生する8日前の1月23日だった。ウイルスに曝露したと思われる場所は一般病棟(79.2%)が最も多く、次いで病院の公共スペース(20.8%)、手術室(12.5%)だった。他者への伝播率は全体25%、対家族20.8%、対同僚、対患者、対友人(いずれも4.2%)だった。感染の防御因子は、感染防止策に関する研修への参加と防護マスクやマスクの常用で(オッズ比0.12、0.15)、危険因子はN95マスク非装用と重度の疲労だった(同5.20、4)。 ...